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少人数制



今まで講師やアシスタントとして携わってきたのは、


こども美術教室、絵画教室、ワークショップなど、、


あ、かなり前ですが、美大受験予備校なんかもありました。


どれも参加者、生徒さんなどが、10名以上いるような、割と大人数での環境です。



たとえば、こどもアート教室。



多くは、未就学児から小学生までのこども達が在籍するクラスだったりします。



クラスの時間が始まると、みんなの様子を確認するために、

まずはあいさつをして、反応を見ます。



「 みなさーん、こんにちはー! 」


「 今日は、〇〇○を使って、〇〇○を作りましょうー! 」



制作の説明を聞くよりも、自分のお話を聞いてほしい子。


教室に入る前に、外でバッタを見かけて、居てもたっても居られず、

バッタを捕まえに行こうとする子。


眠そうにして、ボ〜っとしている子。


既に居眠りしている子。


持ってきた携帯電話のアプリで、何やらこっそり操作している強者もいます。



そう、


そこは混沌とした世界。



それをただ傍観し眺めて、おもしろがっている場合ではありません。


当たり前のことですが、制作することを楽しみに来てくれるこども達もいます。


そんなこども達を相手に、準備してきた課題をどう完成まで導くのか。



とてつもないミッションです。



さあ、ここでどんなスゴ技、裏技を使って、こども達を制作へのモチベーションに導き、

作品の完成を目指していくのか。。。!!!





。。。そんなこと、私にはできません。



裏技があるなら、教えてほしいくらいです。



制作の説明を聞くよりも、自分のお話を聞いてほしい子。

まずはその子のお話を聞いてから、

「今は制作の説明をみんなにしたいので、説明が終わってから返事をさせてほしい。」

と、お願いします。



外へバッタを捕まえに行きたい子。

保護者の方が一緒であれば、好きなだけ行ってきてもらいます。

もしいなければ、「外へ一人では行かせられないので、クラスが終わるまで、教室にいてほしい。」

と、お願いします。



眠そうにして、ボ〜っとしている子。

本当に疲れている場合が多いので、

「疲れてたら、座って休んでていいよー。」って言います。



既に居眠りしている子。

ここまで来て寝てしまうのは、よっぽど眠いと思うので、そのまま寝かしておきます。



持ってきた携帯電話のアプリで、何やらこっそり操作している強者

相手は強者なので、私も強者らしく振る舞うことに。

「制作をしにきたのなら、クラスの時間内に携帯電話は必要ない。今すぐカバンにしまっておいで。」